EVENT
2024.08.01
”ナラ枯れ”薪でつくる巨大ランドアートプロジェクト@生田緑地| VOL.1 8月24日(Sat) |1000本の薪を藍染しよう!
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Ben Nagaoka
長岡 勉
クリエイティブディレクター
デザイナー
空間系デザイン事務所POINTを主宰しながら2020年からVUILDにジョイン。家具以上建築未満のヒューマンスケールの空間作りが得意。空間における色の効果に興味があり、イロイロイロ研究所という活動をVUILDメンバーと不定期で行っている。クリエイティブディレクション、デザインを担当。最近の趣味絵塗り。
空間系デザイン事務所POINTを主宰しながら2020年からVUILDにジョイン。家具以上建築未満のヒューマンスケールの空間作りが得意。空間における色の効果に興味があり、イロイロイロ研究所という活動をVUILDメンバーと不定期で行っている。クリエイティブディレクション、デザインを担当。最近の趣味絵塗り。
ビルディングファーニチャー
この家具はcolor MDF という素材を使ってemarf で加工して家具を作る展覧会のために作りました。
機能的な側面から説明すると、これらのオブジェは人が座れることができるスツールやスタンディングカウンターとして機能しますが、それ以上に重要なのが、このオブジェは1 /20 のスケールで作られたビルの模型をイメージして作っていることです。2階建の建物や3階建の建物、ひょろ長いペンシルビルや、ずんぐりむっくりした建物など、様々な形とボリュームの建物群から形成されています。家具と一言で言いますが、それらの家具はその与えられた役割のために一日何時間働いているのでしょうか?そう考えると家具が使われている時よりも、使われていない時にそのモノ自体がどのような佇まいや世界観を醸し出せるか?ということの想像力を掻き立てるものの方が自分は魅力的に感じます。
スケールと見立てについて
1/20 のサイズの建築模型と想定すると、我々人はその家具に置かれた空間の中に入ると20倍の大きさになるので、ちょうどウルトラマンのセットに出てくる建物のサイズになります。逆の言い方をすると、ウルトラマンのサイズになると、ちょうど高さ8Mぐらいの家や建物が40cmぐらいの高さの座りやすいスツールになるということです。ミニチュアの建物であり同時に家具であること。ミニチュアの建物という見立ての感覚を見る側が持つことで、この家具は建物であることと家具であることの間を行ったり来たりすることができます。
遊び心と見立ての感覚を楽しむということ、こん感覚を大切にしながら、場づくりを一緒にできればと思います。