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2024.08.01
”ナラ枯れ”薪でつくる巨大ランドアートプロジェクト@生田緑地| VOL.1 8月24日(Sat) |1000本の薪を藍染しよう!
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北海道松前町で地元の小学生と2023年5月15日、北海道松前町にある松城小学校にて小学生とアイデアワークショップを行いました。
「風って何だろう?」
風の強いことで知られる北海道の松前町。この地域では風力発電が盛んに行われています。現在、東急不動産が所有する大型風車のふもとに公園が計画されており、花畑の整備など、9月の開園に向けて現在進行中です。VPLはこのプロジェクトでベンチと東屋の設計を行っています。
今回のワークショップは松前町で暮らしている小学5年生の皆さんに「風を表すベンチと風を感じる東屋」のアイデアを考えてもらうもの。この公園にどんなベンチ、どんな東屋があったら良いか。実際にこの公園に訪れる地元の子供たちに考えてもらい、そこで出てきたアイデアを取り入れながら設計を進めていくことをコンセプトにしています。
まずはVUILDの長岡先生から風にまつわるレクチャー。風の仕組みに始まり、風をエネルギーとして利用しているものや風を感じる遊びなどを紹介していきます。ヨットや飛行機、鯉のぼりや凧あげなど、このワークショップのヒントになりそうなものは身近なもので結構ありますね。また、風に強い形やデザインのものも世の中にはたくさんあります。防風林や防風板など風を和らげて人を守るものや、新幹線のような流線形のもの。北陸新幹線のはやぶさは松前町の学生さんの中でも人気のようです!
インプットのレクチャーで頭のウォーミングアップができたら、「東屋で風を感じる仕掛け」のアイデアを考えてもらいました。この場所に誰と行きたいか、何をしたいか、どのように過ごしたいか。グループで話し合いながら想像します。イメージが湧いてきたら、そのためには何が必要か、スケッチやメモで書いてもらいました。
20分程度でこんなに具体的なアイデアがたくさん出てきました…!この瞬発力には大人たちもびっくりです。
続いては「風のかたち」を考えてベンチをデザインするワークショップ。まずはどんな風のベンチを作りたいか、グループで風のオノマトペ・擬音語を出し合います。ひゅー、ぴゅーんなどスピード感のある音。ふぁぁぁぁのように吹き上げる音。またゴォーーーやどろろろろなど地響きを感じるような音。出てくる音は様々です。
どんな音のどんな風の形を考えるのか、それが決まったらさっそく形を考えます。絵に描くのではなく、ボール紙とハサミを使っていきなりベンチの模型を作っていきます!
これらも全部、同じく20分程度で、学生の皆さん一人ひとりに作ってもらった模型です!どれも今回の課題に真剣に向き合った、楽しくてユニークなベンチたちです。
最後はそれぞれのベンチをみんなに発表してワークショップを終わります。このベンチにはどんな風に座って、どんな過ごし方ができるのか。皆さんがそれぞれ自分の言葉でアイデアのこだわりや形の工夫を説明します。今回「風」という同じテーマ対して、まったく違うデザインが16個生まれました。お互いのアイデアの違いや風の表現の多様性に驚き、大いに盛り上がった時間でした。
慶應義塾大学SFC出身。2022年VUILDにジョイン。プロジェクト内のデザイン周りで実働することが多い。2Dと3Dの間を行き来しながら、幾何的にかたちを解くのが好き。モジュールで考えがち。機能的な什器自体がアートワークにもなるようなプロジェクトをやってみたい。
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